水性木版画

僕がいろんな手法の中から、これを選んだのは。



いちばん大きな理由としては、

とても ”シンプルな手法” だったから

これは、もうだいぶ前に制作したもの

僕はもうずっと昔(に感じるけれど、かれこれ16年前)2002年から2006年まで京都の芸大で勉強していました。



その時この「水性木版画」に出会って、そしてのめり込んだ。



毎日毎日、ずっと飽きることなく作り続けていたように思う。

きっと誰よりもたくさん制作していたと思う。

「水性木版画」というのは、いくつかある版画の技法の中でも

一番シンプルな方法でできる。



必要最低限の道具さえあれば、世界中どこでも制作することができる。

実際に今、僕が台湾でやってるように。



例えば特殊な機械なんかも要らなくて、そして一番エコなのです。

だけど、シンプルであればある程奥が深いというか、、

歌川広重 作

名所江戸百景の中の「大はしあたけの夕立」


伝統的な手法でもある、この技術。

いろんなテクニックが使われていて、見ていてとても勉強になる。




最近また版画の制作をスタートした。



そのきっかけの一つには、

ここ台湾でのレクチャーのために、過去の自分の作品を引っ張り出してきたこと。




そしたら思ってもみなかった発見がたくさん。

過去の自分が楽しそうにしてて、なんだかとても羨ましくなってしまった・・


Noriyuki Muraki

村木 紀之 (noriyuki muraki) 1982 Born in JAPAN I lived in France from 2006 to 2017 I start working in Taiwan from 2018

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